201609/19Mon

認知症カフェおれんじ 店長ゆう屋のつぶやき!

もうすぐ秋分の日というにも関わらず、充分に暑い。

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本日の武蔵小金井、認知症カフェ・おれんじには、
いつもの常連の方の、お仲間含め、まず10人の方々が、団体で来てくださり(予約)、
他の施設からの、見学してみたいということで、施設の利用者さん含め4人、

あとは、常連の方。さらには、常連の80代の利用者から体調を崩されて、来られないという連絡。

おそらく魚座の満月のせいで、心身ともにモヤモヤと、少し体調を崩された方もいたのでは、
とわたしは勝手に想像しました。

そんな中で、10人のグループを、連れてきてくださった常連のOさんが、笑いヨガを、とリクエストらしい言葉を。

認知症カフェ・おれんじでは、あまり他のプログラムなど、ないときに、店長のわたしが、笑いヨガをやるのだが、
本日は、他の施設からの参加者も加わって、スタッフ、サポーター、認知の症状のある方も含め、
総勢20名近くで、笑いヨガ。

心がけたのは、とにかく年配の方にとって負担にならないよう、5,6分で終わろうと決めた。
特に、大切にしなければならないのは、ノドを適度に湿らせながら、それぞれが無理をせず、ご自分のペースで笑うこと。

そして、あいさつ笑いを通じて、みんながそれなりの笑顔を交換し合い、スキンシップ(手をつないだり、握ったりしながら)で、温まってもらえば、深呼吸を充分して終了。スキンシップで、温まるだけで、充分!

そのくらい短時間で、高齢の方に楽しく、負担がかからないように、と。

本日の笑いヨガは、自分で言うのも、なんだが、見事に成功だった。

最後の振り返りの時間でも、スタッフの方から、施設からのはじめての参加の方が、こんなに笑ったのは久しぶりで、ことのほか良かったという、フィードバックを。

わたし自身も、団体10人での参加してくださった数人の方から、気持ちよかった、家でもだんなとやってみる、などと、言ってもらえて、うれしかった。

ハガキ絵では、いつも絵を描くのが大好きな、
認知症の症状がある奥さんを、連れて来てくださる旦那さんも、はじめてサラサラと、鉛筆でデッサン。

それを見た認知症の奥さんは、いたくよろこばれたのです。
やはり自分と同じように、夫が絵を描いてくれたこと、それはとても大きなことだったようで、

「こんなのが描けるんだ」

と、何度もおっしゃっていました。とてもうれしそう。

毎回旦那さんが連れてきてくださる、認知症の症状がある、絵を描くのが大好きな奥さんの、状態が目に見えて、改善してきているから。

振り返りの時に、サポーターさんから、口々に、不安感が無くなり、隣に座った方とも、自然に会話。あきらかに落ち着きが出てきており、同じく旦那さんにも介護の余裕が見えてきた。

安心安全な場所で、心許せるサポーターさんに寄り添われ、まるで心もカラダの少しずつ温まってきたようだ。

認知症カフェ・おれんじでは、
毎度恒例のハガキ絵、それと同じようになくてはならないギター伴奏による、歌のコーナー、もうみなさん、口には出さなくても、楽しみになさっているのがよくわかるのです。
最近は、それに並んで、折り紙も、大人気ですが。(テコンドー、アロマも月1ですが、人気)

日本は東京都小金井市、そこにキラ星、カシオペアのように輝く、認知症カフェ・おれんじ、
そこでさりげなく寄り添ってくださるサポーターさんたちの力が、
このような目に見える成果を出してくれている現実を見て、秘かに、満月のような気分になった2016年9月17日でした。

ゆう屋店長 今週の介護者の俳句!

「限界を教えてくれた 認知症」

店長:ゆう屋

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