201610/23Sun

認知症カフェおれんじ 店長ゆうやのつぶやき!

介護者支援uptreeの阿久津代表が、
スタッフやサポーターさんとともに、
試行錯誤しながら、小金井に、この認知症カフェ(週1回、土曜日)を、
移転オープンして、まるまる1周年。
店長のわたしは半ば過ぎから合流させていただいたにすぎませんが、
このような介護者支援への熱い思いを、地道に、
具体的に、草の根の行動に移されてきた、
代表、スタッフ、サポーターの皆さんに、
ココロよりお祝い申し上げます。
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常連のOさんがご自分の庭でとれた、つやつやした柿をたくさん。
三丁目の夕日を、喜んでるような柿たちが、
ズラリとテーブルの上に並ぶ。
柿たちの歌声が聞こえてくる。
洗面器片手に、銭湯に行きたくなるなあ。
笑いヨガをはじめるが、
なぜかその前に、利用者とサポーターのいつもの化学反応で、
笑いがポップコーンのようにこぼれてる、こぼれてる。
拾うのが、たいへんだ。
笑いヨガは、短く、スキンシップを中心に。
高齢者の負担にならないように、短く、楽しく、触れあって。
前回笑いヨガを楽しみに来られていたが、見られなかった、
別事業所の見学者が今週も来てくださり、
その表情が、なぜか先週のものとは、各段に、にこやかになられていたことに、
サポーターのみなさん誰もが気づいていたようです。
この認知症カフェに来られて、何かが変わり、弾けたのかも。
大いに、笑いヨガも、楽しんでくださいました。
軽い認知の症状もあるIさんも、隣にKさんが座って、
話しかけると、赤塚不二夫の漫画のキャラのような、
笑い声がジャラジャラと聞こえてくる。
人と人の化学反応というものは、つくづく面白いなあ、と思う。
無くてはならない「歌のコーナー」では、「もみじ」「里の秋」「虫の声」「学生時代」しっとりと、歌う。
とてもよいのだが、
もう少しアップテンポの、元気な歌も、歌いたいという要望が。
たしかに、365歩のマーチ、幸せなら手を叩こう、みたいな曲も、
あった方が、元気になれる、なれる。
確かに、なれる!
折り紙の方も、利用者、サポーターのみなさんの作品作りが、充実。
いずれ、折り紙を通じて、海外へ販売!。ひとつ10円、20円でも、
販売できるものを利用者の方々が作って、それが利用者の励みになるなら、
そういう仕組みもつくりたい!という話も。
塗り絵もはじめてくださって、
ただし、以前から描くのが大好きな、認知症のYさんは、
最初から、ご自分の手で、きめ細かく写生していかれるのが、
性に合われるようで、何事も、その方に合った、やり方というものがあるようで、
一律に出来るものなど、ないのかもしれませんね。

さらに本日は、遠距離介護と子育ての狭間で、
がんばりすぎるくらいに、がんばってこられているNさんが、
同じように過去に大変な思いをしてきた、uptreeの代表の阿久津さんを慕って、
訪ねて来られ、
大粒の涙をこぼされているのを、遠目に見て、
よかったなあ、と。

涙を流されることが、どれほど大切で、良いことか、
また、格別に理解をしてくれる人に共有、共感されることで、
彼女にとっても、少しココロがゆるまれたのかもしれません。

はたまた、本日は、看護の学校の先生、と生徒さん、おふたりが、
来られ、実際の介護者の方に、お話を伺いたいと、阿久津代表と話をされ、
認知症の奥さまを介護されている、その夫のNさんを、長い時間インタビューされていました。

本日の料理担当のYさんがつくってきてくれた、1周年お祝いの、
手作りモンブランのケーキ、とてもトレビアンな感じで、
しばしフランス人になってしまいました。
ということで、本日も、認知症カフェ・おれんじ、無事終了。

来週、10月29日、11月5日は、お休みになります。

それにしても、認知症カフェ、朝の準備のときや、
後片付け、それ以外にもBGMをさりげなくかけているるのですが、
松田の聖子さんの曲は、
実に軽みがあって、声に重さがなく、自然に癒される、
そよ風のようで、
あらためて、聖子ちゃんの曲いいなあ、と思ったのでした。
これをお読みになっていたら、
聖子ちゃん、ぜひ一度、ご都合の良いときに、
武蔵小金井駅そばの、認知症カフェ・おれんじに遊びにきてくださいね。
おっしゃってくだされば、
駅まで、迎えにうかがいますので !^^!

店長ゆう屋「介護者俳句」
※がんばらず まずはがんばらず 受け容れて※

店長:ゆう屋。

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