201802/28Wed

介護者新聞6号を発行しました!

介護者新聞6号【小金井版】が発行になりました!
今回のテーマは小金井市内 介護者にとって有益な情報“食”がテーマです。

6号は2つの介護に関する“食”の情報です。
小金井市東町にあります“日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック”さんが開催している
国内初の“胃ろうレストラン”をご紹介します!

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介護をする人の後悔のひとつ、“最後まで口から食べさせてあげたかった
それは、病気の進行により胃ろうになってしまったり、誤嚥性肺炎になり口からの食事のリスクを
優先してしまった為に満足な3食の食事を口に運ばなかった事等多くあります。
こちらのクリニックでは、そんな介護をする家族と当事者の思いを、万全なスタッフ体制を整え、
口から食べると言う思いを叶えてくれています。

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又、口腔がんの術後の患者さんの診療、小児の摂食部門と同時に、介護施設、在宅などへの訪問診療にも積極的に取り組んでいる
日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック。
その院長である菊谷先生は、「いつまでもおいしく食べる」を支えるために、歯科医になる学生教育を、
1年生と5年生の実習を地域と密着、現場に行き、実際の患者さんとのコミュニケーションを
学生の期間で体験すると言う、教育にも熱く、全国、いや世界のモデルとなるべく日夜、医師教育にも奮闘しています。

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院長の菊谷先生は将来的に町のレストラン、食堂が胃ろうの人の為の食事が出来る当たり前の環境を整えていきたいと考えています。
介護される人、介護する家族が同じ食べ物を“一緒に食べる事“が何より大切と院長の菊谷先生はお話しされていました。

今後は“食べる”を支える『かんたん介護食教室』2018年4月13日(金)より毎月開催します!

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第1回「やわらかおかゆと水分補給」は自宅で家族の介護をしている人や、これから介護をする人にお薦めします。
おかゆの栄養は上澄みには無い事はご存知でしょうか?その詳しい、おかゆの作り方、食事介助をするにあたっての方法、有益な情報を得る事ができます。

又こちらの多摩クリニックのサイトでは 食べるを支える「嚥下調整食・介護食の食形態検索サイト」があります。
こちらサイトは、“学会分類2013“と少し難しい専門用語ではありますが、内容は“介護食“の段階の食事が写真付きで解りやすく掲載をされています。在宅介護にのお助けサイトになり得ると思います!

もう1つの介護の食の有益な情報は、介護をトータールサポートしてくれる宅配弁当店
“ライフデリ小金井”さんです!配食サービスでは未だ少ない“ムース食”も配達をしてくれます。

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店長の宮屋敷さんは、宅配弁当店だけにとどまらず、福祉における様々な
ニーズ(税務・法律・年金・不動産・冠婚葬祭・娯楽・・・)に対しても、1つの窓口に相談することで
希望に沿ったサービスを提供してくれる、一般社団法人「いしづえ」の代表でもあり、
信頼に足る稀有な存在です。

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いしづえの名前は介護する家族の強い支え“杖(つえ)”であり続けたい、この原点を忘れず、杖としての
役割を忘れないためと言う思いを込めているとの事。介護保険制度の矛盾を感じ、
少しでも介護をする家族の支えとなる為に、この“一般社団法人いしづえ”を立ち上げたそうです。

又、障害のある人の就労支援も積極的にされ、賃貸住宅の清掃業を障害のある人と一緒に現場へ行き仕事をする、この仕事も介護をする家族から、介護する親が亡き後に自身が社会で自立ができる様に仕事をさせたいと言う思いを聞き、仕事を工夫し作り出しました。

代表宮屋敷さんは言います、「障害のある人もきちんと細かな仕事をする事が出来ます」。
ただ、「その仕事をその人が出来る様に工夫をしたら良いだけです」
これからも沢山の仕事を創出していくと話していました。本当に介護をする家族の強い味方です!

グリーフの日々】父への想い・・・
今回は“拘束”と言う介護する人にとっての悲しい日々を、長い時間心に秘めていた罪悪感との葛藤を掲載頂きました。

病院のベッドで両足を拘束され、唯一動く口で「家に帰るからタクシーを呼んでくれ!」と何度も訴え続けた父の事が今でも頭から離れず、
想い出す度に涙が出ます。その切実な訴えを叶えてあげられなかった自分に腹が立つと同時に、病院にも腹が立っています。始まりは、家の中での
転倒による大腿骨頸部骨折でした。同居していた弟から、救急車で南浦和の家から大分離れた東大宮の病院まで運ばれたと連絡が入りました。
三日後に手術、その一週間後からリハビリ開始の予定でした。が、父は食事もほとんど食べず、無理だと伝えると、ベッドから下りようとしたりして、父は必死の訴えをしていたのです。しかし食事を摂らない為、点滴をされる事になりました。が、点滴を抜いてしまう為、拘束。家族の面会時のみ、はずす事が出来ましたが、帰る時にはまた拘束され、可哀想でした。私は数日後、主任看護士さんに転院したいと話すと「無理です!」ときつく、それは冷たい言葉でした。ならばケアーマネージャーに相談しようと思い、話した所、やはり出来ないとの返事。 そしてリハビリをしない父は、外科病棟から、認知症病棟のような内科病棟に移ることになりました。 看護士さんが巡回しているのかどうか解らない状況の中、
二日後に危篤の知らせが入りましたが、家族誰ひとり間に合わず、病院にかけつけた時には、地下の霊安室に移された後でした。先生、看護士さん達の説明に疑問だらけの私は、涙で抗議しましたが、先生方に届くことはありませんでした。霊安室に案内される大きなエレベーターの中で、大声で泣きじゃくりました。 その時から私は、二度と東大宮の地は踏まないと心に決めました。昔からとても近寄り難い父でした。
父のことを話すと、今でもなみだが溢れます。それは、これからもずっと変わることはありません。

介護者のホンネ!
心が折れそうなとき、相談できる相手はいますか? 同じおもいの人がいるかもしれません・・・・。

もう、ノートも鉛筆も持てない。
もっといろいろ話しておけばよかった。(70代女性)

病院でムリしたら、あかん。
精も根も尽き果てる。
患者の人生をまるごと考えてくれるような
そんな医者を見つけな、あかん!(70代女性)

義理の父はむせて、吐いてしまうことも。施設の他の利用者に、
かからないようにと注意されていました。もしかしたら、食べたくないものを
食べさせられていたから、むせていたのかもしれません。施設を
変えたとき、検査をしてもらい、嚥下機能が充分あることがわかり、
介護食から、一転海鮮丼まで食べれるようになりました。思い込みじゃなく、
きちんと調べてもらわなきゃ。おかげで、義理の父は食べるよろこびを今も、
味わわせてもらっています。(40代女性)

介護は孤独、素直に頼る事をしない意地で
介護ができるのかもしれない。
自分がそーだったかなぁ。(50代女性)

パーキンソン病を持っている独居の叔母の所に、
時々顔を出していました。二階に暮らしているのも心配で。
歩行が困難になってきた時に、シルバーカーを
すすめてみたのですが、拒否されました。
ところがなんと!次回訪問した時、ケアマネージャーさんに
すすめられてシルバーカーを購入することに
話が決まっていました。
姪の私の前では、プライドが許さなかったのでしょうか?(60代女性)

遠距離介護の私を見かねた父の主治医は、
同居の兄を呼びつけ、今後の治療の判断を
委ねてくれた。あの先生がいたお陰で楽になれました(50代女性)

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※この介護者新聞は地域のローカルな“介護者に必要なな情報“を掲載しています※
発行責任者:阿久津 美栄子
発行元:NPO法人UPTREE
〒184-0002
東京都小金井市梶野町1-2-36R05
TEL:042-288-7700
Email:info@uptreex2.com
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