201806/22Fri

第2回 家族介護事前 教育 “条例” 骨子(案)検討会を開催しました!

2018年6月20日(水)19:00-21:00

第2回 家族介護事前 教育 “条例” 骨子(案)検討会を開催しました!
今回も沢山の多様な職種の皆さんにご参加を頂きまして、感謝申し上げます。

この“家族介護の教育条例“検討会は、そもそも早期に、“知る機会“を作ると言うシンプルな考えです。
誰もが経験するであろう、介護環境は、当事者(介護者)にならない限り知る機会がないと言う現実
又は、障がいを持つ家族(介護者)の当事者だけでは解決の出来ない環境を、教育と言う視点から知り、
理解をする機会を作り、介護する家族がだけで抱える事ではなく、地域で理解し当たり前の生活が出来る様にしたいと言う思いです。

この検討会は、2年間と言う時間をかけ、2020年に小金井市から“家族介護の教育”における条例の制定を
目標にしています。
2018年、今年度は、介護の現状を介護の多様な職種の現状と課題と未来を知る時間を設けています。
第2回は、介護事業者の現状と課題と未来を共有しました。
居宅介護事業所の課題として、介護保険制度における「介護職員処遇改善加算」の問題、「総合支援事業」の問題等の課題を聞く事が出来ました。
また、「障がい者の就労支援B型」、「グループホームの設立」における地域との関わりの重要な課題を共有する事が出来ました。
障がいを持つ家族の親は、子供の為に人生をかけ、環境を整え、“社会の仕組みに合わせる事”に苦労をしています。
現在の社会の仕組みの問題は、健常者の仕組みの中に、障がい者の仕組みがある様に私は思います。
特に、教育においては、特別な扱いをしていると私は感じています。
状況的に、仕組みを特別にしなくてはならない状況もあります。ですが、全てを特別、別にする事は無いのではないかと私は考えます。
“知る機会“があり、その状況を考え、行動する事が出来る子供の教育環境 “選択肢“ が必要だと私は思います。
私の、小学生の時代、学校教育で“典子は、今”と言う、重症の四肢の欠損症のドキュメント映画の鑑賞がありました。
それは私にとって、衝撃的に記憶に残る経験をしました。
当時の教育では、障がいのある人に、優しくと言う、教育であった様に記憶しています。
私は、映画を観て、“かわいそう“と言う感情しかありませんでした。
その感情は長い時間、大人になるまでに持っていたものです。
今では、その感情に違和感を感じています。
そう考えられる様になった事は、情報と知識を得られた時間の経過でもあります。
当時の教育を否定する事ではありませんが、
もう1つ、考える事の出来る選択を与えて欲しかったと思います。
社会が、障がいのある人にとっての苦労を見せるだけでは無く、その障がい者の社会からの環境、情報、
知識等見れる事です。

教育現場だけが絶対ではないと言う事、“家庭教育環境の重要な事”、現在、各家族になり、
生・死が身近に無い事は、大事な家族との関係をどう対応対処すべきか、誰に相談するのか、
出来るのか、色々な方法を制度仕組みが必要になっていると思います。

制度、教育、家族だけで解決の出来ない問題を、“地域を巻き込み考える時間”を作る事が、
未来の子供に今、出来る事ではないかと思います。
いつも、私の思いを応援し、形にする事を応援し協力てくれるUPTREEサポーターの皆さん、
STAFF、今回参画して下さいました、皆さまに感謝申し上げます。
次回の開催は10月17日(水)“海外の社会保障制度を知る”です!
今後とも、この条例が制定できます様、ご協力、応援を頂けましたら幸いです!
引き続きどうぞよろしくお願いします。

NPO法人UPTREE 代表:阿久津 美栄子
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