201608/21Sun

認知症カフェおれんじ 店長ゆう屋のつぶやき!

雨で始まり、雨で終わった、
そんな武蔵小金井、認知症カフェ・おれんじの1日。

こんな空模様にも関わらず、
カフェには、利用者の和やかな声が、
溢れた。

お昼前にやった笑いヨガでは、
無理をせず、とにかくスキンシップを心がけた。

手と手を叩き、手をつなぎ、肩をもみあいながら、笑った。
「笑う門には福来る」

笑えないことがいっぱいあるのが人生、
そんな中でこそ、あえて笑ってみる。
そうすると、
何もかもが、バカバカしく思えるほど、
愛しい、そんな気持ちになる。

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今ここに、生きているだけで、
それで充分、ありがたや、
そんな感じであろうか。

ご両親の介護に携わっている50代の娘さんが、
はじめてご相談に来られ、涙も流された。

サポーターのお姉さんによる、ギターの優しい伴走とともに、
「海」「浜辺の歌」「王将」「故郷」を歌う、その歌声に癒されながら、
例によって店長のわたしは、
レジで、注文の仕切で、あたふたしておりました(笑)。

さらにいつものように、ハガキ絵、折り紙に興じる、
利用者の方々、
もうそれはまさに、ご自分のおうちのごとく。

さらに、スタッフのアロマのお姉さんが、
アロマハンドトリートメントを、
利用者、スタッフにも施してくれて、
主に手のひら、指から、肘の辺りまで、
今後は毎月第二土曜日に、
ワンコイン500円で、15分の、
アロマハンドトリートメントをやってくれることになりました。
指や、手、腕を、ケアすると、
こみゅにけーしょんがスムーズになると言われますし、
そんなことより、とにかく気持ちいいいので、
どうぞ、いらしてくださいね。

さて、認知症カフェ・おれんじでは、
スタッフ、サポーターによる、1日の振り返りの時間が、
みんなの心にあるものを素直にアウトプットする、
大切なひと時なのですが。

そこでのお話を、ふたつ。
ひとつは、認知症になっている奥さんを毎回連れてこられる、
だんなさんが、
おかげで随分、認知症の症状があまり出なくなって、
落ち着いてきているというお話。

もうひとつは、
まるで江戸っ子のように、負けず嫌いで、
小言を言う、一筋縄ではいかない女性の高齢者Pさんが、
ここのところすっかりまろみを帯びて、
マイルドになられて、
サポーターのみなさんも逆に大丈夫か、と、
心配していたのですが、

実は、話を聞いていたサポーターさんによれば、
その高齢者のPさん曰く、
「わたし、自分が幸せだなって気づいたのよ」、
そう言われたそうで、
だからこんなにも雰囲気がソフトに、
変貌されたのか、と、
みな納得しきり。

良かったなあ、幸せだと、
気づけたこと。
本当に、良かったなあ。

振り返りの時間が終る頃、
雨の音が一層強く降りしきり、
まるで、すべてを浄化するかのような雨音に、
しばし酔いしれながら、

このように、
自然体で、
それが当たり前のように、
利用者さんに寄り添う、サポーターさんの存在に、
あらためて感謝、感謝の1日でした。

店長:ゆう屋

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