201611/27Sun

認知症カフェおれんじ 店長ゆう屋のつぶやき!~全国介護者支援団体連合会に参加しました~

介護者支援の急先鋒と言われ、
大きな期待を抱かれている、uptree代表阿久津と共に、
新幹線のぞみで、早朝から大阪に飛んだ。
大阪で、全国介護者支援団体連合会に出席するためだ。
結論からいいましょう。

来てよかった。

やはり、にんげんは、メールやラインも必要だが、
顔の見れるやりとり、大事やなあ、と。そして、にんげん、もっとすっぱだかに、ならなあかん。
そのことを、いやというほど、教わりました。
個人的な意味で!考えてみれば、大したもん、もっとらんのやから、
ええかっこせず、全部さらけだしたら、ええんや、どんなにか風通しがよくなることか。
個人的に、思った。ああ、これやったんか、
心のしょうもない壁がぶっ飛んだ。
西宮のNPO法人つどいばさくらちゃんの、おかっぱ頭の名物おおさかおばはん、
通称まるちゃんとともに、介護者支援のいまと未来について、大いに会話の花が咲いた。
まるちゃんのところには、常に笑いの花が咲く。隠すもんが何もないからや。
まるちゃんのいいたいことは、「めし」と「旅」。理屈なんか、いらへんわ。

大事なのは「めし」と「旅」。

まるちゃんは言う。
安心、安全を謳っての閉じ込め介護から、本人とともに外へ。外食に。旅行に行こう、と。
まるちゃんが言いたいのは、常設のつどい場さくらちゃんへ、いらっしゃい、と。

素と本音を吐露しましょ、そしてみんなで旅へ。

実際に毎年恒例の旅を実施されていて、実際に認知症の妻を連れて、その旅に参加、
台湾へ行った方が、何をするのも遠慮があるのに、つどい場さくらちゃんで行った旅は、

「みんなが当たり前のようによくしてくれて、何の遠慮もなく旅が楽しめた、」と。

わたしも、あのおかっぱ頭の、おおさかおばはんこと、本音のまるちゃんという人と出会えて、
こんな風になればいいんやな、と思えた。西宮甲子園が、近くに感じられるようになったわ。
21日前購入すれば、往復で2万2千円で、東京から大阪まで、往復。時間も2時間半や。
自分が本音を出せずに、フン詰まってきたら、新幹線に飛び乗って、
おおさかおばはん、まるちゃんに会いに行こう、と決めた。
まるちゃんは言う。

お茶じゃ、あかん。お茶じゃ、会議になってまう。めしやめし、飯食って、ココロひらいて、
ごはん食べることで、まじくる(交わる)・・・、

それがつどい場。

介護保険のおかげで、街からお年寄りが消えた、と。車椅子の人が街中に、溢れだしたら、いいんや。
つどい場にも、介護職の人が多くなっている、と。

「介護する側が病んでる。」

だから、みんなでめしくって、本音さらして、旅や、旅!まるちゃん節は、尽きることのない削り節のように、
止まらない。しかも、ユーモアと笑いで、いつもまじくる。この後は、まるちゃん以外の方が言ったことも含みますが、
よろしく。前例がないからと、あきらめず、

「どこからお金をひっぱってくるか。役所、行政をどんどん巻き込むんや。専門職も巻き込む。」

「ヤングケアラー(若くして、親を介護したり、兄妹を介護したりなさる若者)の話も出てきて、そういう若者を含め、
若い人を巻き込む、」

そのためには、

「介護の現場で、若い人に人件費払って、自分の親を介護しながらも、生活できるようにしてあげる、」

「そういう仕組みをつくっていく。」

男の介護者は声をあげん。

「助けて」という一言を、いえばいいのに、それでガマン。本音でいこや。

まるちゃんは言う。
とにかく、「めし」と「旅」、「まじくる」(交わる)
このみっつのキーワードは、おかっぱ頭の大阪おばはん、まるちゃんの存在とともに、
わたしに残っていた、最後のココロの壁をぶち破ってくれた。会合の後、飲み放題の居酒屋へ。
代表阿久津とわたしは東京に日帰りゆえに、40分しか参加できないが、気が付いたら、1時間半、
飲みまくり、大爆笑。新大阪で新幹線に乗ってからも、阿久津とアイスを食べ、酒をのみ、つまみを喰らう、
あっというまに東京駅。
西宮、常設のつどい場さくらちゃんのまるちゃんは、初めて黒船がやってきたときの、浦賀の人々の驚きのように、
わたしに最高のカルチャーショックを与えてくれたのでした。

2017年1月9日、西宮市民会館で行われる、NPO法人つどい場さくらちゃん主催の、
「かいご楽快(がっかい)」も、
ものすごいユニークな精神科医など来るらしく、早くも来年の手帳に予定を書き込んだ、そんなわたしでありました。
みなさんも、かいご楽快、つどい場さくらちゃんで、検索してみてね。
2017kaigo_ページ_1
書きたいこと、もっとあるけど、これで充分。腹八分目でね。

まとめ:「本音で生きろ!」

店長:ゆう屋。

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